人生相談師として、大切にしていること
私は人生相談師として、ご相談に来られた方の人生を、私が決めることはしません。
霊視をすることもあります。しかし、そこで感じ取ったことだけで答えを決めるのではなく、その方が歩んできた人生や、今置かれている現実、そしてご本人の想いを大切にしています。
私が目指しているのは、答えを一方的にお伝えすることではなく、ご自身の意思で、これからの人生を選んでいけるように、一緒に考えることです。
このページでは、人生相談師として大切にしている想いや信条を、少しずつお伝えします。

① 相談に来られた方の人生を、私が決めることはしません
私は人生相談師として、相談に来られた方の人生を、私が決めることはしません。
霊視をすることもあります。その方の今の状態や、これからの流れを視ることもあります。
でも、「視えたから、こうしなさい」と人生を決めてしまうこととは違います。
仕事のこと。
家族のこと。
お金のこと。
人間関係。
これまで歩んできた人生。
そして、ご本人が本当はどうしたいのか。
そうした現実と照らし合わせながら、今何が起きているのか、なぜここで立ち止まっているのかを、一緒に整理していきます。
私が大切にしているのは、答えを渡すことではなく、その方がもう一度、自分の人生を自分で決められる状態に戻ることです。
② 答えを急がず、その方の話を聴くこと
人生相談に来られる方の中には、誰にも相談できず、長い間ひとりで悩みを抱えてこられた方がいらっしゃいます。
お話を伺っていると、悩みは決して一つではなく、仕事、家族、人間関係、お金のことなど、さまざまな問題が複雑に重なっていることがあります。
そのような時、私は最初から結論を急ぐことはしません。
何が起きているのか。
何に苦しんできたのか。
何を大切にしてきたのか。
そして、その方が本当はどうしたいと思っているのか。
言葉にならない想いや、ご本人も気づいていない気持ちが隠れていることもあります。
だからこそ、目の前の方のお話に、丁寧に耳を傾けることを大切にしています。
話しているうちに、ご自身の気持ちが整理され、今まで見えていなかったことに気づかれる方もいらっしゃいます。
私にとって人生相談とは、ただ答えをお伝えする時間ではありません。
安心して胸の内を話していただき、今の状況を一緒に整理しながら、これからの人生を考えていく時間でもあるのです。
③ 霊視だけでなく、現実の人生と向き合うこと
私は人生相談の中で、霊視をすることがあります。
その方の今の状態や、これからの流れを視ることもあります。
しかし、私が大切にしているのは、霊視で感じ取ったことだけで物事を判断しないことです。
人にはそれぞれ、歩んできた人生があります。
仕事や家庭の事情。
人間関係や経済的な問題。
これまで積み重ねてきた経験や努力。
そして、簡単には変えることのできない現実もあります。
そうした背景を考えずに、ただ「こうなる」「こうした方がいい」とお伝えするだけでは、その方の人生に本当に向き合ったことにはならないと私は考えています。
大切なのは、今の状況を理解し、その中で何ができるのかを一緒に考えていくことです。
時には、ご本人が望んでいることと、現実にできることとの間に、大きな隔たりがあるかもしれません。
それでも、今ある現実を見つめながら、少しずつでも前に進む道を探していくことはできます。
霊視は、そのための一つの手がかりです。
私が人生相談師として向き合っているのは、目に見えない世界だけではありません。
目の前にいる、その方の現実の人生そのものなのです。
④ どのような悩みにも、先入観を持たずに向き合うこと
人生相談には、本当にさまざまな方がいらっしゃいます。
経営者の方。
仕事や人間関係に悩む方。
家庭や夫婦の問題を抱える方。
病気や将来への不安を抱えている方。
年齢も、立場も、歩んできた人生も、それぞれ違います。
そして、同じような悩みに見えても、その背景や事情は決して同じではありません。
私は、ご相談に来られた方を、肩書きや社会的な立場、過去の出来事だけで判断しないことを大切にしています。
人には、他人には見えない事情があります。
周囲から見れば理解しにくい選択でも、その方にとっては、そうするしかなかった理由があるのかもしれません。
だからこそ、最初から「正しい」「間違っている」と決めつけるのではなく、そこに至るまでの経緯や、その方の想いを理解することから始めたいと思っています。
もちろん、すべてを肯定することが人生相談ではありません。
時には、現実を見つめ直していただくこともありますし、これまでとは違う考え方をお伝えすることもあります。
それでも、私は相談者の方を否定するのではなく、その方が抱えている問題と向き合いたいのです。
どのような人生を歩んできた方にも、これからの人生があります。
その可能性を、私自身の先入観で狭めてしまうことのないように。
一人ひとりを、一人の人間として尊重すること。
それも、私が人生相談師として大切にしている信条の一つです。
⑤ 相談を終えた後の人生も大切にすること
人生相談の時間は、30分、あるいは60分という限られたものです。
しかし、その方の人生は、相談を終えた後もずっと続いていきます。
私は、人生相談の本当の価値は、相談室の中だけで決まるものではないと考えています。
お話をすることで気持ちが軽くなったり、これまで見えなかったことに気づいたり、進むべき方向が少しずつ見えてくることがあります。
でも、大切なのはその先です。
相談を終えて、いつもの生活に戻った時。
仕事や家庭、人間関係など、現実の問題と再び向き合う時。
その方が、ご自身の意思で考え、選び、一歩を踏み出していけること。
私は、そのことを大切にしています。
人生には、一度の相談ですべてが解決するわけではない問題もあります。
長い時間をかけて積み重なってきた悩みや、すぐには変えられない環境もあります。
だからこそ、焦って大きな答えを出すのではなく、今できることを一つずつ見つけていくことが大切なのだと思います。
私は、ご相談に来られた方が、私の言葉だけを頼りに人生を歩んでほしいとは思っていません。
必要な時には、またお話に来ていただければと思います。
けれど、最終的にご自身の人生を選び、歩んでいくのは、その方ご自身です。
人生相談を通して、ご自身の力や可能性にもう一度気づいていただけたなら。
そして、相談室を出た後の日々を、少しでも自分らしく歩んでいただけたなら。
それが、私にとって何より大切なことです。